「認知症が始まりつつある高齢者」にとって、
日々の中で「楽しめること」とは、何でしょう?
こんにちは。
【これからの時代の生き方研究ラボ】の 立野博一(タテノ ヒロカズ)です。
私の母は現在86歳で、
埼玉県北部の実家で1人暮らししているのですが、、、
この頃いよいよ認知症が始まりつつあります。
そこで毎週月曜には、
群馬県赤城山麓の我が家から片道1時間あまり運転して、
母のサポートに私は通っています。
その過程で「認知症が始まりつつある高齢者」にとって、
「本当に楽しめること」は何だろう??
ーーと、私は気づかされました。
「老い」や「認知症対策」について関心をお持ちの方も、
現状あまり関心をお持ちでない方もおられるでしょうが、、、
「少子超高齢多死社会」が猛スピードで進行しつつある今の時代、
これもとても大切な社会的テーマ、と思うのです。
今日は「認知症が始まりつつある高齢者」にとって「本当に楽しめること」は何だろう??
ーーという話題をご紹介します。
↓ ぜひぜひ文末までお読みいただけると、幸いです ↓
気ままに1人暮らししてた母が、骨折して、、、
まず私の母について、ザックリ書きますと、、、
2010年の8月、連れ合いである父を亡くした後、
埼玉県北部の実家で1人暮らしをしています。
その頃は、ひどい喪失感に母は包まれていたのですが、
やがて1人暮らしにも慣れて、
むしろ気ままで自由な生活を、心からエンジョイしていたのです。
それが2021年9月、父のお墓参りに行って、転倒し、
大腿骨頚部骨折
(骨盤と大腿骨=太ももの骨をつなぐ股関節の、
大腿骨のすぐ下にあるくびれ部分で起こる骨折)しまして、
約3ケ月間入院していたのですネ。
入院中にも母はリハビリを頑張ったので、
100mから150m位は杖をついて歩けるまでなったのですが、
実家に1番近いコンビニまで片道200mありますので、
週に2回ヘルパーさんに入ってもらって、
生活に必要な買い物は済ませている状況なのです。
これと併行して私(=立野。長男でもあります)は、
2022年に実家から30Km(=車で1時間あまり)の群馬県・赤城山麓に、
【激安45万円、築48年の中古1戸建】を購入して、
DIYリフォームする暮らしを始めました。
ですから私の【激安45万円中古1戸建DIYライフ】には、
実家で1人暮らしする母を、つかず離れずの距離感でサポートするーー
という目的も1つあるのです。
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「最後の最後まで、1人暮らししたい」という母の願い
こんな風に書くと、
「立野さんは、お母さんと同居しないのですか?」と、
聞かれる方も多いです。
イヤイヤ、「同居」は母の方から固く拒否されているのです。
私の方もこれまで何度も、
「私が埼玉に戻って、一緒に暮らした方が良いかな?」と、
聞いて来たのですが、
母は本当に心から「1人暮らし」を気に入っているので、
「それは絶対やめて」と言われてしまったわけです。
「独居老人」と言えば、マイナスイメージを持つ方も少なくないですが、
少なくとも私の母の場合は、
「パパの残してくれた家で、1人気ままに暮らせること」が、
最高に幸せーーと言います。
そして今の母の最大の願いは、
「出来る限り最後の最後まで、パパの残してくれた家で暮らすこと」でもあり、
私としてもこれを全力でサポートすることを、
母に約束したのでした。
そうした母が昨年2023年5月頃から、
認知症の始まりらしい症状が見られるようになり、、、
今年2024年6月からは、
「毎週月曜に、私が定期的にサポートに入る
(もちろんそれ以外にも母から緊急連絡あれば、駆けつけます)」
という体制にしたわけです。
そんなイロイロな過程がある中で、、、
「80代後半の、認知症が始まりつつある高齢者にとって、
楽しめることは何があるだろう??」
と、私は感じ始めたのでした。
アイスキャンディを食べながら、母と茶飲み話
例えば今週月曜7/8は、摂氏40度にもなる猛暑の日でしたので、、、
いちごミルクのアイスキャンディと、
フルーツが沢山入ったアイスキャンディが5本づつ入った箱を購入して、
母の所に行きました。
母は最近、食が細くなってますので、
大き過ぎないサイズのアイスキャンディが、ちょうど良いのです。
とはいえ、案の定、
ひどく蒸した室内でエアコンもかけず、
扇風機も動かさないで、
母は座っていました。
そして86歳の母と私は、
アイスキャンディーを食べながら、、、
「この頃、楽しいことって何かアル?」と、
会話していたわけです。
近所のスーパーマーケットにも、大腿骨頚部骨折後は行けず、
1番近いコンビニ迄も、自力では往復できない毎日。
今のコンビニは美味しいデザートが沢山開発されていますので、
私は必ずコンビニでデザートで購入してから、
毎週こうして母と茶飲み話しています。
母は元々、趣味の少ない人でして、、、
TVもあまり見ず、
以前は好きだった音楽も、
難聴がひどくなってから以降、聴くこともなくなり、
私やヘルパーさん以外は、訪れる人も友人もなく、、、
ただただ静かに1日をすごしているようです。
私=立野の方は、
趣味も「手がけていること」もイロイロ沢山ある人なので、
無趣味で、時間が過ぎるままにすごしている人のことが、
全く理解できないのです(汗)。
そして認知症の進行をできる限り遅らせたいという面でも、
「脳や心に刺激が少ない生活」というのは、
良くないと思います。
とはいえ、
高齢者はひどく頑固にもなってまして、
「自分が本当にしたいと思えないことは、しない」と、
絶対に譲らないのです。
何か? チョットしたことや趣味でいいので、
86歳の母が「自分から、楽しめること」に、
取り組んでもらえると、良いのですが(汗)。
現状では、こんな風に、
コンビニのデザートやアイスキャンディを食べながら、
茶飲み話をしている86歳の母と63歳の息子=私なのです。
実はこの後、
「エアコンのリモコンの使い方」を、母はわからなくなっていることが判明しました。
熱い室内でもエアコンを使わなかったのではなく、、、
そもそもリモコンの操作が?ーーとなっていたのでした(汗)。
認知症が始まりつつある高齢者には、「アルアル」な日常です。
まとめますとーー
「認知症が始まりつつある高齢者にとって、日々の中で楽しめることを何か作る」のは、
チョット簡単ではないようです。
それは、人生のしめくくり時間の中での満足感を持つために、
大切な要素と思うのですが、、。
いかがでしょう??
「自分の老後の時間を、どう楽しく生きるか?」
ーー実は、とても大切な課題ではありませんか?
よかったら、下の【コメント】から教えて下さいネ。
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